簿記3級を苦労しながら完全自学にて合格した体験談と、それを元に改善した学習方法(計画・教材)について2回にわたりお話しします。
1、達成目標
日商簿記3級合格
2、実際に勉強してみて
学習スタート時の状況
これまでに経理的なものを勉強したことはなし。
お金の計算は苦手分野。
部内の経費精算をやったことがある程度。
学習スケジュール
期間1 | 期間2 | 期間3 | |
学習段階 | インプット | アウトプット | ラストスパート |
合計時間 | 40時間ほど | 30時間ほど | 30時間ほど |
主な内容 | 過去問題集 サイトで仕訳の演習 アプリで仕訳の演習 |
別の参考書・問題集 過去問題集 |
期間2で一回目受検するも、全く歯が立たず。
半年後の受検はスキップしました。(合格が危ぶまれたため)
その、半年後、2回目の受検で合格。
※期間2と3は一部かぶっています。
期間1
テキストが分かりやすく、スムーズにスタートできました。これでできた気になっていましたが…
期間2
激務により平日はあまり勉強できなかったため期間にすると10ヵ月かかりました。
忙しいときでも、一ヶ月に一回土日に勉強dayをもらい、そこで一回分の過去問を制限時間内に解くようにしていました。
期間1でテキストを一冊仕上げ、なんとなく解けるようになり、できた気になっていましたが、実はきちんと理解できていませんでした。
アウトプットし始めると、少し難しくなると全然解けないことが判明。
そこからWebサイト、アプリ、別の参考書、問題集と色々取り組みました。
まずは、仕訳アプリで貸方、借方を即座に答えられる練習。
次に、配点の高い問3&問5対策。Webサイト等で受検経験者の解き方を調べ、全て仕分けてから解くようにしました。
すると全体の流れが分かるように!学習を始めてから1年後にようやく理解できました。
そこからは、スピードをつけるために、通勤電車で座れる時間を制限時間として、問3や問5を確実に取れるよう練習。
期間3
ラストスパートは、最後まで理解できなかった「費用・収益の見越し」「再振替仕訳」対策と、色々な分野が出題される問2対策をやりました。そのために、ここで思いきって参考書兼問題集を一冊購入。基礎ができていたので、新しい教材がむしろ、質・量ともにちょうど良く感じました。
途中、上記のように苦労したものの最終的には正しく理解でき、ラストスパートも利いて、本番は高得点で合格できた(一問間違え)。
感想、その他
簿記3級は、どれだけきちんと仕組みを理解できるかがかなり重要です。暗記事項が少ないため、理解してしまえば得点できるようになります。
こういった科目は、プロに教わってしまう方がスムーズなんだろうなと実感しました。
簿記を勉強することで、減価償却や資本金など今まで「聞いたことあるだけ」だった用語が意味あるものになり、貸借対照表や損益計算書も読めるようになりました。もちろん、今部門経理の仕事もしているので役立っています。
次は、この経験を加味したおすすめの学習方法をお伝えします。
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