【今、ベラルーシに住んでます】初めてのロシア留学

留学

今回は、大学の時に初めてロシアに留学した時のお話をしたいと思います。
(インターネットもあまり普及していない、今から約20年程前の話なので、現在とはいろいろな面で状況が異なると思います。その点、ご了承ください。)

私は、大学3年生のときに、ロシアの首都モスクワにあるモスクワ国立大学に1年間語学留学をしました。大学に入学した時から、3年生になったら1年間留学しようと決めていたので、準備は余裕を持ってできました。

留学には、交換留学と私費留学、2つの方法がありましたが、私は留学先、授業形態などを比較的自由に決めることのできる私費留学を選びました。その後、ロシア個人留学を斡旋している団体を探し、職員の方と相談をしながら手続きを進めていきました。


私の場合、学部で何かを学ぶ、というより、ロシア語のブラッシュアップに重点を置きたかったので、授業は一対一の個人レッスンを受けました。授業は大体午前中~お昼過ぎごろまであって、間に休憩時間を挟み、毎日連続4~5時間の授業がありました。

授業が終わると、学食でお昼を食べ、午後は大体宿題をしました。毎日大量の宿題がでて、夜中まで勉強することも多々ありました。(ほぼ徹夜で勉強した日は、次の日、授業中に居眠りしてしまい、先生によく注意されたものでした。)

住まいは大学構内にある学生寮を利用しました。トイレとシャワーはルームメイトとの共用でしたが、それぞれ個人の部屋があったので、プライベートな時間を確保できた点がよかったです。ルームメイトは台湾、イタリア、中国など多国にわたり、共通語であるロシア語でコミュニケーションをとりながら一緒に過ごした日々は、今もいい思い出として残っています。


モスクワにはたくさんの劇場があり、夜になるとほぼ毎日公演があるので、バレエ、演劇などを観に劇場に足しげく通っていました。当時はチケットがとても安かったので、留学生の懐の負担にならないところも嬉しかったです。週末や、夏休みなどには、モスクワ近郊の都市まで足を伸ばしたり、寝台列車に乗って遠くの都市に旅行に行ったりしました。


ただ正直一つだけ残念だったのは、授業がロシア語の個人レッスンだけだったので、同年代のロシア人の学生と交流する機会が少なかったということです。留学先を決めるときは、留学の目的や何を学びたいのかをよく考え、それぞれの長所・短所を考慮した上で自分に合った留学プランを立てることをお勧めします。

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