【今、ベラルーシに住んでます】韓国への語学留学

留学

今回は韓国への語学留学についてお話をしたいと思います。


 大学3年生の時のモスクワ留学で、私の夫である韓国人の彼に出会ったことをきっかけに、
大学卒業後すぐ、韓国に一年間語学留学をすることに決めました。いろいろ悩んだ結果、私が
留学先に選んだのはソウルにある高麗大学付属の語学堂(語学学校)でした。
その語学堂を選んだ個人的な理由としては、
 知名度の高い大学なので信頼できる
 体系的なカリキュラム
 他の語学堂に比べて日本人がさほど多くない(2003年度)
(日本語を話す機会をできるだけ少なくするため)
といったことでした。留学の手続きは、留学斡旋会社を通さず、個人的に直接学校と連絡をと
りながら進めました。


 韓国語の勉強は、ロシア留学時代から独学で少しづつ始めてはいましたが、本格的に勉強す
るようになったのは、帰国後、大学4年生の時でした。簡単な挨拶や文法などは、ある程度勉
強しておきましたが、初めて韓国で韓国人を目の前にした時、「アニョハセヨ(こんにちは
)」しか口をついて出て来ず、ショックを受けたのを覚えています。


 さて、語学堂の授業は、平日の午前中にあり、「読み」「書き」「聞き取り」「会話」の四
つの分野をまんべんなく学べるようカリキュラムが組まれていました。生徒は、1クラス7~10
人程度で、日本、中国、タイなど様々の国から来た留学生と共に勉強をしました。学食や学校
近くの食堂で昼食をとった後、午後は主に宿題やアルバイトをして過ごしました。韓国に行く
前に、日本で日本語教育能力試験に合格していたので、アルバイトは、中小企業で日本語の個
人レッスンをしていました。夜は週二回、当時ずっと習ってみたかった韓国の伝統音楽「サム
ルノリ」のレッスンに通っていました。


 住まいは、夫の大学時代の友人に頼み、学校近くの下宿を探してもらいました。朝晩2食付
で、個室があり、トイレ兼浴室は数人でシェアしていました。下宿の良い点といえば、家庭の
ようなあたたかい雰囲気を感じられること、治安面で安心できること、大家さんが同じ家に住
んでいるので、万が一困ったことがあってもすぐ相談できることだと思います。また、同じフ
ロアの韓国人の下宿生達と韓国語で話したり、交流する機会が持てたこともいい思い出になっ
ています。


 ロシア語学科を卒業し、突如韓国に韓国語を学びに行く、という突拍子もない(?)私の決
断を尊重し、応援してくれた家族には感謝の気持ちを言葉では言い尽くしようがありません。


 次回は、一年間の語学留学後の、韓国の大学院進学についてお話しようと思います。

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