【今、ベラルーシに住んでます】ベラルーシってどんな国?

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ベラルーシってどこ?

こんにちは。プロフィールにも書いてあるように、私が今住んでいるのは、旧ソ連のベラルーシの首都ミンスクです。とはいえ、日本にとってあまり馴染みのない国なので、「ベラルーシってどこだろう?」って思う人がほとんどだと思います。ベラルーシは、東ヨーロッパに位置し、ロシア、ウクライナ、ポーランド、バルト三国のリトアニア、ラトビアなどの国々と国境を接しています。ベラルーシ語という固有の言語もありますが、現在ベラルーシで主に使用されているのはロシア語です。

ベラルーシ人は褒め上手

 実は、ロシア人同様、ロシア語を話すベラルーシ人にもある特徴があるのですが、それはみな「褒め上手」だということです。今回は褒め言葉に関する、あるエピソードをご紹介したいと思います。

 昨年の秋ごろ、インフルエンザの予防接種のために現地の病院を訪ねたときのことでした。子供たちと一緒に私も予防接種を受けたのですが、看護師さんが私の腕に注射をした後言った言葉に思わずニヤリとしてしまいました。

「よく我慢してえらいわね~」

なんと、大人の私にもこんな褒め言葉をかけてくれたのです。日本でも、痛い注射を我慢した子供に対する言葉がけならあると思いますが、このような場面で大人に「えらいね」と褒めることはなかなか無いと思います。相手が子供であれ、大人であれ、些細なことでも長所を見つけ、それを言葉で相手に伝えること。それが自然と身についていて、さらりと表現することに長けているベラルーシの人々が羨ましくもあり、いつもお手本にしたいなと思っています。

心のこもったお祝いの言葉

褒め言葉だけでなく、お祝いの言葉にもある特徴があります。例えば、誕生日には、「誕生日おめでとう!」の一言で済ませるのではなく、「常に健康でありますように」「家族みんなが幸せでありますように」「仕事がうまくいきますように」「成功をお祈りしてます」「いつも美しくありますように」など、相手によって本当にいろいろな表現を使ってお祝いの気持ちを伝えるということです。私自身、ロシア語を勉強してだいぶ経ちますが、普段言い慣れてないせいか、なかなかこういった表現が口をついてでてきません。心のこもったお祝いの言葉は、やはり嬉しいものですよね。

 相手を思いやる気持ちに国境はありません。ベラルーシの人々のように、時にはそんな素敵な気持ちを心にとどめて置くだけでなく、直接相手に伝えてみることも大切かもしれませんね。

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