「分かるとできるは大違い」とよく言われます。できているつもりでも、実際問題となると解けないことがよくあります。実際の演習をたくさんやって訓練することが必要です。インプットがひと段落したら、現状把握のためにもアウトプットに入りましょう。
1、アウトプットとは
このサイトでは、学習の段階をインプット、アウトプット、ラストスパートの3段階に分けています。
アウトプットすることで、本番に近い形で訓練できる他、自分の現状を知る指標となります。そういうわけでPDCAのC(チェック)に含めています。
2、アウトプットの種類
代表的なものは、模擬試験です。かなり本番に近い方法で訓練とチェックができるため、できる限り模試を受けたほうが良いです。
しかし、模試がないテストも多いです。そういう場合は、過去問、予想問題などを、それもなければ問題集やWeb上でやる方法を考えます。
尚、一年に何回も試験があって目標達成まで受け続けます、という場合は「チェック」のためのアウトプットは重視しなくてもよいでしょう。
3、アウトプットのやり方
模試
What
模試がいくつかある場合は、受験者が一番多いものを選びましょう。
How
模試は本番ではありません。だから、できないことは気にせずに気軽に受けましょう。
ただし、「ベストをつくす」ことが大切です。
よく、本番緊張して失敗してしまうことがあります。周りの雰囲気に圧倒されてしまうこともあります。
目標を達成したい気持ちが強ければ、誰でも緊張してしまうものですが、本番で成功するには、本番での自分と対峙する方法を身につけておく必要があります。
それには、同じような状況を経験しておかなければなりません。
その意味で、できるだけ本番と同じように受けてください。
準備
上記の意味で、事前に何点とりたいのか目標を決め、範囲をしっかり勉強してください。もちろん、本番が優先のため、今までの学習計画を変える必要はありません。
事前に持ち物や会場までの行き方も念入りに調べましょうね。何事も普段からの心がけです。
当日
本番と同じく、わからない問題があっても何かしらうめましょう。(とくに選択問題)
自信のない問題は印をつけておくと、後で復習しやすいです。
問題につける印の例
見直し必須(自信ない)…〇
一番最初に見直ししたほうが良い問題です。
一旦とばして、後で解く
(考えればできるかも)…△
意図的に解く順番を変えている場合はこの限りではありません。
分からなくて抜かしたけれど、時間があればやってみたい問題。
全然わからない…×
いわゆる「捨て問」です。抜かしちゃいましょう。
後日
勉強した箇所については、念入りに復習します。
まだ勉強していない箇所については、復習は後回しでもOKです。
分析の仕方については次回に回します。
過去問、予想問題
過去問は実際の問題、予想問題は本番に似せた問題なので、自分の現状を知るにはもってこいでしょう。
ただ、環境としては本番とはだいぶ違うため、少しでも本番に近づけるよう、工夫が必要です。
What
過去問は、本番に近づくにつれて最近の問題をやるのがおすすめです。
(過去になるほど最近の傾向と異なるため実力が図りづらい)
予想問題は、少し難しめにできている場合が多いので自信を無くさぬよう注意。
How
模試のようにあらかじめ日程をきめて行う。
できれば、本番と同じ時間(短めでもOK)で行う。
場所も、いつも勉強しているところとは場所を変えたほうが気分も変わる。
模試、予想問題がない場合
問題集を制限時間を決めて解くだけでも、模試や過去問の代わりになります。
スキルアップが目的の場合
Webで練習サイトを探してみる。
実践してみる。
(OAスキルなら資料を作成してみるとか、プログラミングなら実際システムを作ってみるとか)
知識強化が目的の場合
知識を生かしたい場で、活用してみましょう。それが仕事なら、学んだ事を意識的に実際の仕事と結び付けて考えるようにするだけでも変わります。
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