前回のポイントをおさえて短期記憶→長期記憶に変えていくための復習方法の具体的手順をお伝えします。
ここでは、英単語を例に説明します。今回は無理なくできる個数として、1日の新規単語数を3個、復習が6個としていますが、自分の可能な量に合わせて調整してください。

準備するもの
暗記したい教材、付箋、マーカー
スリーエムジャパン ポスト・イット強粘着75×25 ネオン混色 5冊
付箋は、小さめで紙製(折れるもの)が使いやすいです。
パイロット/PILOT フリクションライト<蛍光ペン> 【SFL-10SL】 FRIXION 蛍光マーカー
普通のマーカーでも良いのですが、これからかなりマーカーを引くことになると思うので、フリクションがおすすめです。
付箋のルール
暗記状況をステージ0~2の3段階に分けました。
※横にスライドして下さい。
0ステージ | 1ステージ | 2ステージ |
一度も暗記できていない単語 | 1回暗記できた単語 | 2回暗記できた単語 |
長く見えるように貼った付箋 | 半分に折った付箋 | 短く見えるように貼った付箋 |
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日程表
1週間の学習を表にすると、こんな感じになります。単語1つにつき、3日連続学習&1週間以内に確認。こちらは私の大学受験生の時の勉強方法そのものです。面倒ですが、これだけやれば覚えます。そしてかなり忘れにくいです。
単語番号→ | 1,2,3 | 4,5,6 | 7,8,9 | 10,11, 12 |
13,14, 15 |
1日目 | 新規 | ||||
2日目 | 復習 | 新規 | |||
3日目 | 復習 | 復習 | 新規 | ||
4日目 | 復習 | 復習 | 新規 | ||
5日目 | 復習 | 復習 | 新規 | ||
6日目 | 確認 | 確認 | 確認 | 復習 | 復習 |
7日目 | 6日目に覚えられてなかった単語 | 復習 |
手順
新規
1日目 初めて覚える単語は無理のないように3個とします。(余裕があるようなら増やしてみて下さい。)覚えたい単語に付箋を貼る0ステージ
単語の意味を覚えたいなら、
スペルを覚えたいなら、
これだけです。
復習
2日目 次の日に、覚えているか確認します。単語の意味を覚えたいなら、
スペルを覚えたいなら、
というのを、単語帳を隠してチェックしてみます。
直ぐに正解が分かったら付箋を半分に折ります。1ステージ
直ぐに分からなければ、付箋をそのままにして、単語にマーカーを引きます。0ステージ
単語の意味を覚えたいなら、
スペルを覚えたいなら、
というのを、単語帳を隠してチェックしてみます。
折っていない付箋
0ステージ
・覚えていたら 付箋を半分に折ります。1ステージ
・覚えていなかったら 付箋をそのままにして、単語にマーカーを引きます。間違えるたびにマーカーを引いていきます。0ステージ
半分に折った付箋
1ステージ
・覚えていたら 付箋の貼り方を変えます。2ステージ
・覚えていなかったら 付箋をそのままにして、単語にマーカーを引きます。間違えるたびにマーカーを引いていきます。1ステージ
確認
週1回、1週間に勉強した単語をすべて総確認する日を作ります。(まだ復習をしたことのない単語は来週の確認に回し、通常の復習をします)
付箋が貼ってあるものをすべて、1個ずつ覚えているかどうか確認していきます。
・覚えていたら おめでとうございます。付箋を外します。
・覚えていなかったら 残念ですが、覚えるまでやりましょう。付箋は新規の段階に戻します。0ステージ
実際に
別の記事で記載しましたが、特に定期テストには効果大でした!
目指せ平均点+20点 定期テストの勉強の具体的な手順
筆者の勉強方法は今でもこのやり方に近いです。
さすがに3日連続復習は時間的に難しいため、普段はできるだけ丸暗記に頼らないようにインプットしていますが、本番直前で完全暗記モードの時はやはり短時間で繰り返しています。
覚えるにはこれが最も効果的だからです。
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