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【中学受験】効果的な過去問の活用方法とは➂~スケジュール表・分析シートを使った管理方法(サンプルファイル付き)

中学受験の自習、家庭学習

過去問の使い方についての3回目です。1回目は概要、2回目は志望校別の過去問活用方法についてお話しました。

さて、実際に過去問活用するにあたり、下記の疑問がわいてくるのではないでしょうか。


実際どのくらい過去問対策は時間がかかるものなのか。 過去問を解いた時の管理はどのようにすればよいのか。

今回は、学習計画表や分析シートなどのエクセルツールを使い、スケジュール例や分析例も出して具体的にお話しします。イメージをつかんでいただければ幸いです。

こんな方を対象にして書いています

塾では、過去問対策は個々に任されている。

家庭中心で受験勉強を進めている。

中学受験を指導・管理する立場である。

1,今回紹介するツール

①学習計画表

過去問対策のスケジュールサンプル

6月~8月、9月~10月、11月~12月、1月の4期間の日割計画表サンプルをExcelファイル(マクロなし)で作成しました。

自由に加工してお使い下さい。

学習計画表(6月~8月)(xlsx)

学習計画表_9~10月(xlsx)

学習計画表_過去問11~12月(xlsx)

学習計画表_過去問1月(xlsx)

➁学習計画表作成ツール(BitsPla)

エクセルマクロを使って、学習計画表が作成できるツールを作りました。上記のスケジュールサンプルはこちらのマクロで作成したものです。

こちらも、自由にダウンロードしてお使いください。

計画表自動作成ツールBitsplaダウンロード(無料)

学習計画表作成画面

下記は自動作成された計画表(一部)です。

D列には合計式が入っています(それ以外は数式入っていません。)
B列・D列の数字(時間数、回数等)自由に変更して調整可能です。

詳しい使い方はこちら

結果チェック&分析シート

過去問を解いた後、間違えを分析して今後の勉強内容のヒントにしていただけるシートを作りました。(数式入りのエクセルファイルです)

結果チェック&分析シート(xlsx)

使い方はこちら

https://bits-lifestyle.com/jigaku-study/2019/02/07/analyze/

2,過去問の学習スケジュールの立て方と調整方法

一口に過去問演習と言っても、「何のためにやるのか」「どんな戦略でいくのか」等によってやり方やスケジュールは異なります。

考え方の一例を下記にお伝えします。

①ざっくりと長期計画を立てる

まず、どの学校の過去問をやりたいか候補を上げます。

A校:実力相応校

頑張れば受かりそうな学校です。いわゆる「実力相応校」で、最後の全国模試(12月ごろ)までにC判定(合格率が50%)が取れているような学校です。

ここが第一志望であれば、重点的にA校の過去問をやると良いでしょう。

A校が第二志望の場合、確実に合格できるように練習しつつ、第一志望の対策をしたいところです。

B校:高嶺の花

実力よりも上、模試の判定でDやEの学校です。合格するためには、勉強の戦略と努力と運が必要です。

ここが第一志望であれば、過去問対策は相当力を入れてやりたいところです。

が、過去問対策をいくらやったところで実力がなければ合格できないことも多々ありますので、しっかり「抑え」の学校の合格を確保できるよう、受験校の検討や対策をする必要があります。

C校:抑えの学校

確実に合格すると思われる、模試でA・B判定を取れている学校です。(受験に「絶対」はないので、あくまで順当にいけばの話ですが・・・)

気持ちとしては第一志望、第二志望の対策だけをやりたい、抑えの学校なんて時間をかけたくないというところだと思います。そこで、ウォーミングアップ的に、半分の時間で解いてみてはいかがでしょうか。

簡単な問題をスピーディに解けるようになると、志望校の入試でも基礎問題で時間を節約し、差のつく問題を解くのに時間をさけるようになります。

➁過去問の回数を数える

受験校それぞれの過去問を何回分所有しているか、数えましょう。市販の過去問題は大体10回前後掲載していることが多いです。

(例)

受験予定校過去問の何回ずつ解くか
A校 :実力相応10回分 2~3回
B校:高嶺の花10回分2~3回
C校:抑え10回分1~2回

さあ、合計の回数を数えてみてください。4科受験だと全部で200~320回分にもなりますね。これは、計画的にやっていかないとなりません。

➂実行日・復習日を決める

やる曜日と解き直しのタイミング

夏くらいまで:学校が休みの土曜日に本番と同じ時間でテストとしてやり、日曜日に間違え直しや解き直しをやる。

秋以降:日々、過去問対策を中心に勉強計画を立てていく。過去問をテストとして解く→次の日までに解き直し1週間以内に2回目をやる。

スケジュール例

※5月までに全単元の学習が終わっているという想定です。

6月~8月9月~10月11月~12月1月
A校1周目、2周目3周目
B校1周目、2周目※場合に応じて
C校1周目※場合に応じて
9月~10月

C校の過去問の出来が良くない(合格最低点に達しない)場合は、この期間に2周目を行います。

11月~12月

A校の過去問の出来が良くない(合格最低点に達しない)場合は、この期間に3周目を行いつつ、問題集等で基礎固めを集中的に行います。

1月

C校が確実に合格点が取れているようであれば、B校の対策をします。

C校があやうければ、C校の対策をします。(+用語の暗記などの基礎総復習を行います

➃調整する

各期間の区切りで、実力を計り戦略と計画を見直します。あまりにも志望校の合格点が厳しいようなら受験校を見直す必要がありますし、同じ過去問を2回、3回やって合格点に達したとしても本番は初めて見る問題となりますので、常に新しい問題で練習しておく必要があります。

過去問演習によって、子どもは一喜一憂すると思いますが、保護者は常に冷静に見るようにしましょう。中学受験は入学後の6年間が大切ということを忘れないでください。

3,過去問を解いたあとの分析→対策の立て方

結果チェック&分析シートを使って過去問を模試のように活用します。(我ながら良くできたので試しにつかってみてください

結果チェック&分析シートの構成

シートが2つに分かれています。

sheet1「チェック」:問題1問1問を振り返り、苦手分野や間違え方の傾向を発見します。

sheet2「分析」:「チェック」シートの内容を自動集計して表示します。また、さらに誤りの原因を探り、今後の対策のヒントを導きます。

分析の手順

「チェック」シートの黄色セルに記入、青いセルは選択

→2行目分類名を入力すると、B列の選択肢として反映されます
問題番号を一番小さな単位で入力し、それぞれの分類を選択します。
正誤、誤りの原因は選択肢から選びます
誤りの原因を選択、備考に詳細を入力します。

誤りの原因ですが、子供に聞くと大抵「難しかった」「分からなかった」と答えます。(笑)

保護者も是非一緒に解き直しをして、「ケアレスミス」や「解いたことがあるけど解き方を忘れていた」に当てはまらないか判断するようにしましょう。

「分析」シートに反映された結果を見て、さらに掘り下げる

分析シートに自動反映されます
誤りの原因をさらに分析。当てはまるものに✔を入れます。(黄色セル)
✔を入れた項目が色が変わります。今後の対策の参考に。
最後に

受験は最後の最後まで本当に分からないです。過去問は解けないと不安になったりしてしまいますが、本番の前に知れて良かったと思い、しっかり振り返り&解き直しをすることにより改善が重なって、いつのまにか力がつくものです。頑張ったことは絶対自分の身になるのでベストをつくしましょう。

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直前期の勉強方法はこちらにも書きました。過去問以外の勉強の参考にしてください。

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