前回は、課題解説のためのPDCA修正(短期的なもの)についてお話しました。
しかし時には、どうしても目標や戦略を途中で大きく変えないとならない場合が出てきます。そんなときのPDCAの修正の仕方を手順を追って説明します。
改善のポイント
長期計画
インプット、アウトプット、ラストスパートの配分、順番、組み合わせなどは常に適切かどうか見ておいた方が良いです。
日頃勉強しながら、様子を見ながら、調整していくと微修正ですみます。
インプット、アウトプット、ラストスパートの配分
インプットは少なすぎると基礎の定着が怪しいものになり、確実に得点すべき問題で落とします。逆にインプットに時間を取りすぎてアウトプットが少ないと、演習になれていないため時間が足りなくなったり、出題傾向を知らないままずれた勉強をしてしまったりします。
あと、最後に直前詰込みラストスパートが十分に行えるように期間配分はコントロールしてください。
インプット、アウトプットの順番
ある程度インプットが完了していたら、アウトプットとインプットを交互にやるのがおすすめです。
改善策の検討
戦略
どんな作戦で目標達成を狙っていくのか、ということなので広いですが、主に、どんな学習手段を使って何を強化していくか、という視点で考えましょう。
上の長期計画も同時に改善して行くと分かりやすいのではないでしょうか。
学習手段
使っている教材を急にやめて、別の教材や学習手段に切り替えるのには反対です。
せっかく勉強したのにもったいないです。どうしても変えたいとしても、勉強した箇所の復習だけはやってください!
学習手段は、追加するイメージでいると良いです。例えば、インプット用の教材を使っていたが、早くアウトプットに切り替える、という戦略に変えたとします。
その場合、インプット用の教材も復習中心に不具合細々とでも続けながら、並行してアウトプット用の教材も追加してやる方が効果的です。
どうしても時間の兼ね合いで並行が難しいなら、インプット用の教材の中でも使えそうなところだけに絞って時短すると言うやり方もあります。
なんでも中途半端にならないよう注意してください。
苦手分野の扱い
苦手分野は、克服に時間がかかるため後回しにしているケースもあるでしょう。しかし、ある程度勉強しているうちに、あと「ここさえできたら…」と思うようになることがあります。そうなったら、思い切って克服する作戦を立てましょう。
ただし、時間に余裕があることと、他がある程度完成していることが前提です。
強化ポイント
苦手分野のほかにも、「これ対策しておいたら得点源になりそう」という分野があれば、強化しておきましょう。
毎回過去問に同じ出題がされている問題などはねらい目です。
目標
目標の大転換は勇気が要りますね。それは当然で、逆に良く考えずに目標をコロコロ変えるのは、ぜーったいにやめてください。PDCA全体を立て直す必要があるからです。他の段階の改善でもどうにもならないときだけ、目標に手をつけましょう。
復習目標を立てる際に掘り下げたい項目~勉強するモチベーションの維持のために
目標達成日
例えば急に本業が忙しくなってしまい、どうしても今回の試験に間に合わない場合等、今回は飛ばして次回の試験を目標にかえることがあります。「次回」の試験があることが前提です。先伸ばしが癖にならないよう、気をつけましょう。
目標を絞る
同時にいくつかの資格やスキルアップの勉強をしている場合、欲張りすぎて共倒れになるのは怖いですね。
ちなみに、私は今、常にこの状態と戦っています。これもやりたい、あれもやりたい、でも全部は無理となったとき、その中で、あまり目標達成で得られるものがない目標があれば一旦中断します。
目標のレベルを変える
飛び級を考えて一つ上の資格の勉強をしてた場合等です。勉強に難航したら、徐々にステップアップするほうに切り替えるのが得策です。
目標を変更したら、戦略→計画についても練り直し、インプットとアウトプットのやり方も見直しましょう。
PDCAの修正、加筆
アウトプットやインプット(手順や)、実行方法を修正・加筆したら…
何も準備は要りません。修正・加筆したら、すぐに実行していきましょう。
短期計画の修正・加筆
Bitsplaを使い、計画表の更新を行います。
計画②1日単位の計画表を簡単作成&修正!計画表自動作成ツールの使い方
日々のインプット・アウトプットの内容ややり方も見直しましょう。
戦略、長期計画の修正
戦略、長期計画の修正に従い、短期計画も修正・加筆します。
目標
PDCAを順番に立て直して行きます。
戦略、長期計画⇒短期計画⇒インプット・アウトプットの内容
慣れてくれば、あらゆる面で大体計画通りに物事が運ぶようになってきてちょっと楽しいですよ。
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