今回は達成したい目標について調べ、今の自分とのギャップを図ります。前回作った自己分析の表を用意しましょう。
作り方は前回の記事へ自分で勉強するための戦略①―自学タイプ診断で自己分析!
自学タイプ診断をまだやっていない方はこちら
今回の内容
1、目標をもう一度整理
- 試験をクリアするのか目的?
- スキルアップが目的?
- 知識や教養を身につけたい?
試験をクリアするのか、そうじゃないかによって、勉強の大変さが大きく異なります。
なぜなら、試験を受ける場合、勉強できる期間も決まっていますし、制限時間内に、ルールに従って解答する力もつけなければならないからです。
(たとえば、解答用紙の記入欄を間違えると得点できません。)
以下は、試験をクリアするのが目標の場合の戦略の立て方です。スキルアップ等を目標にする場合は、下記はスキップしてかまいません。
2、過去問等を解いてみる。
とりあえず、過去問等を解いてみましょう。「問題の傾向」と「自分の現状との差」をざっくり見るのが目的なので、全部解く必要はありません。わからない問題は、どんどん飛ばして良いです!
例)過去問を1回分取り出し、各大問から一題ずつ解いてみる、など。
解いたら、自己採点。
結果を見て、ざっくり判定。全体的にできていないのか、それともどこかを強化すれば合格できそうか。
判断できない場合は、下記を参照してください。
- 合格点の7割以上→できていないところを埋める
- 合格点の7割未満→範囲を一通り網羅する
3、問題の傾向はどんなでしたか?
- 暗記量は多い?
- 計算問題がどのくらいある?難易度は?
- 問題文や選択肢の文章の長さ。難易度は?
- スピードが必要?全体の問題数÷制限時間(分)=1問あたりの解答時間
- 理解が難しい問題はある?
- 選択問題は読んですぐ理解できる? 読解力が必要?
- 記述式はある? 結果や用語のみの記述?それとも文や文章を書く?
※前回の戦略⓵で作った自己分析の表に目標分析の表も追記しましょう。
例
必要な力 | 理解力 | 暗記力 | 計算力 | 読解力 | 応用力 |
問題の傾向 | 多い | 少ない | 多い | 普通 | ? |
自分の現状 | × | × | △ | ○ | × |
勉強難易度 | 普通 | 低い | 高い | 低い | 低い |
対策の優先順位 | 1 | 2 |
4、目標との距離
- 過去問を解いてみて→現時点で目標達成までどのくらい差がありますか?
- 上記の自己分析と比較して、得意なタイプの試験ですか?
- 合否のネックになりそう(苦手そう)なのは、何ですか?
5、距離がわかったらどうすればよい?
全体的に分からない、知らないことが多い
1からの学習が必要です。つぎの記事を読みましょう。
苦手分野がある
苦手分野の配点が少なく、合否への影響が少ないのであれば「捨て問」にしてしまうのも手です。一旦後回しでもよいでしょう。
逆に合否に関わる場合は、なるべく優先的に苦手分野に手をつけるようにしましょう。苦手分野の習得には時間がかかるためです。
また、教材やスクールを選ぶときに、自分の苦手分野の対策がしっかりしているものを選びましょう
制限時間内に終わらない
処理能力の問題(計算力、読解力)と慣れの問題があります。ある程度慣れでカバーできるものです。定型の問題は、やる手順を決めておいて、なるべく時短できるように訓練しておきましょう。その際は毎回制限時間を設けてやると、効果的です。
具体的な対策は、次の記事にまとめました。次回は戦略のラストです。
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