学習計画の立て方をお伝えします。インプット、アウトプット、ラストスパートの期間の割合、順番、それぞれの時期の教材の使い方について例をあげています。
1、計画の種類 長期計画と短期計画
このブログでは、下記のように分類しています。
長期計画とは
学習開始から本番までの大枠の計画。いつまでに何を終わらせるべきかを把握するものです。今回は、こちらについての記事です。
短期計画とは
長期計画を一定期間に分けて作成したもの。基本的には1日単位の計画に落とし込むことをお勧めしています。こちらについては次回書きます。
長期計画の中身 インプット型とアウトプット型
3つの段階をどのような順で、どのくらいの割合で割り当てるか。今回は【インプット型】と【アウトプット型】の2つを例にとってお話しします。
インプット
参考書を読んだり講義を受けたりしたりして概要を理解し、覚える段階です。
アウトプット
過去問や問題集を解いて、実戦を踏む段階です。
ラストスパート
試験直前に最後の仕上げをする段階です。
【インプット型の計画】インプット→アウトプット
まず、参考書や講義などでポイントをつかんだあと、
過去問や問題集で実戦力をつけていく方法です。
コツコツ&プロセス重視タイプの方
には、時間に余裕があれば、まずは、全範囲をインプットすることをお勧めします。
【アウトプット型の計画】アウトプット→インプット
過去問や問題集でどんどんアウトプットしながら苦手を潰していく方法です。
集中&結果重視タイプの方
は、こちらのほうが効率的かもしれません。
3、長期計画の立て方と例
インプット期、アウトプット期、ラストスパート期のおおよその期間を決めます。
それぞれの期間の主要な学習内容を決めます。
【インプット型】の長期計画 例
インプットを完了することが最優先です。本番までの期間が短い場合は、アウトプット期を短くします。
インプット期
講義を聞いて、または参考書を読んで理解
参考書やテキストについている演習を解く
アウトプット期
過去問形式の問題をやる。
(本番の制限時間内でやり、得点を出す)
間違えた問題や自信のない問題は
解説や参考書を読んで理解、覚える
間違えた問題はもう一度解く
ラストスパート期
これまで間違えが多かった問題や覚えられてない箇所を徹底的に身につける。
ここまで、ずっと苦手だったところを強化。思い切ってもう一冊教材を購入し、苦手な分野を強化したり、これまでやっていた教材の足りない知識を補完するのもありです。
使わないところもありもったいない気もしますが、それまでに基礎がしっかり定着している場合は、ラストスパート期でやるとさらなる得点アップが期待できます。
【アウトプット型】の長期計画 例
アウトプット期にて合格点に近づけている場合は、インプット期は短くなります。
アウトプット期
過去問形式の問題を本番の制限時間内でやる。
得点を出す。
間違えた問題や自信のない問題
解説や参考書を読んで理解、覚える
間違えた問題はもう一度解く
インプット期
アウトプット期に見つけた苦手なところを参考書等で強化
別の問題集を購入して必要な箇所だけ演習するとさらなる得点アップが期待できます。
ラストスパート期
これまで間違えが多かった問題や覚えられてない箇所をできるまで繰り返す。
まとめ
長期計画はざっくり立てましょう。時間はかけなくて良いです。
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