以前、こんな記事を書きました。
プログラミングは初心者(半年ほど勤務先の管理部門にてHPの更新作業をやったことがあるが、CMSだったので、HTMLが何かが分かる程度。 )だった私。
これから、そんな私が本業の傍ら1年かけてWordpressのカスタマイズができるようになるまでの具体的な流れをお伝えしていきます。
まずは前提として、WordPressのカスタマイズと一口に行っても様々なレベルがあるので、それを説明します。
WordPressのカスタマイズの段階
本屋に行くと、WordPressカスタマイズってかいてある本が沢山ありますが、注意!!
ワードプレスのカスタマイズには、下記のような段階があるんです。でも、本屋さんも専門的なことが分からずに、様々なレベルがごちゃごちゃに売り場に並べられていたりします。
本屋に行く前に、レベルを調べてから買いましょう。
レベル1:既存テーマのデフォルト機能でカスタマイズ
WordPressには、HTMLやCSS等、コードを書かなくても簡単におしゃれなサイトが作れるような、テーマが沢山選べます。しかも、無料のものもたくさんあります。
テーマを選択したら、自分で色を変えたりメニューやサイドバーを設置したりと、これまたコードなしでカスタマイズできるようになっています。
しかし、当時の私のようにOA音痴だと、そんな膨大な設定画面を見ているだけで圧倒されてしまいます。サポートも少ないので、自分でWEB検索などして設置方法を調べながらやらないと、意外と難しいです。決して「誰にでも簡単にできる」とは思いません。
レベル2:プラグイン、CSSのカスタマイズ
上記に慣れてくると、次第に既存の機能やデザインが物足りなくなってきます。そんな時に主に機能を追加することなどに使うのがプラグイン、デザインをカスタマイズできるのがCSSです。
プラグインは、こちらも無料のものだけでも無限にあって、WEBサイトに必要なものはコードを書かなくてもある程度そろってしまうほどです。(コードが書ける今でも、プラグインのほうが早く作れるので、たくさん使います。)
しかし、これも、「目的に合ったプラグイン」「良いプラグイン」は、多すぎて自分だけで選ぶのは不可能です。これもGoogle先生に聞きまくって探します。
また、CSSができると、見た目を好きにカスタマイズできます。例えば、ボタンやボックス等の一部のデザインだけであれば、WEBで見本を検索して、そこに書いてあるコードをコピペすれば簡単にアレンジできます。
WordPressなしでなにもないところからサイトをつくるときは、レイアウトを作るのが結構難しい(1pxがどのくらいかとか分からないですよね・・・)んです。けれど、WordPressでは基本的にレイアウトは完成しているので、自分では色などを変えればよいだけなので、簡単です。
レベル3:PHPを使ったWPテンプレートのカスタマイズ
ここまでくると、さらに作りたいサイトを実現するには、上記のやり方だけだと限界を感じるようになります。
私は、サイト内検索機能を充実させたいと思うようになりました。 が、これは無料プラグインではいいものが存在しなかったのです。プラグインがないなら、プログラミング的なもので作っていくしかありません。
情報がない中模索した結果、WordPressのテーマを1から作ってみるのが唯一の方法、という結論に達しました。本を参考に1から作ると、本当にWordPressの仕組みやカスタマイズ方法が分かるようになります。
注意としては、この段階でいずれのプログラミングをやったことがないと、本を見てもさっぱりわかりません。WordPressの裏側の仕組みはphpで作られているのですが、WordPress用にアレンジされたコードの書き方が多く、特殊な世界です。
私は実はレベル1、レベル2の段階の時に、マクロを勉強(&勉強したものを使って職場の業務自動化)していました。
マクロをやっていたことで、プログラミングの基礎、勘所のようなものが理解できていました。それでJavaScriptやPHPを勉強するときも、基礎の考え方やプログラミング言語の使い方は共通点が多く、比較的スムーズに学習することができました。(それでもかなり苦労しました。本当に情報が少ないんです・・・)
まとめ
初心者だと、「カスタマイズ」「プラグイン」「テーマ」のような、WordPressの使い手には当たり前の言葉も分かりません。まずは、言葉に慣れることも大切です。無料で設置できるWordPress(レンタルサーバ必要)は、失敗しても大したことはないので、まずは初めてみると良いと思います。